携帯電話の電話番号を使用してメッセージの送受信を行う方法にSMSがありましたが、後にカメラ付き携帯の普及に伴い画像の送受信も求められたことから、アメリカや欧州、日本などの標準化団体による世界的な携帯電話の規格を策定するプロジェクトの3GPPや、インターネットの業界規格団体のオープン・モバイル・アライアンスOMAによりMMSが策定され標準化されました。

MMSでは画像、音声、ビデオ、リッチテキストを添付でき、ネットワークさえ対応すればサイズ制限を数百キロバイトまで引き上げることが可能です。また、SMSでは電話番号宛にしかメッセージを送信できませんでしたが、MMSでは電話番号のほかにEメールアドレス宛に送信することも可能です。MMSには受信方法が2種類あり自動受信ではメッセージが送信されるとマルチメディア・メッセージング・サービスセンターに保存されると通知と同時に本文がダウンロードされますが、選択受信ではまずは通知のみが行われ、ユーザーが任意でメッセージ本文と添付ファイルを受信をするか削除をするかを選択できます。

これにより大容量のファイルが添付されたメッセージをいきなり受信して不作為にパケットを大量に消費してしまうのを防ぎ、Wi-Fiに接続するなど節約できる場所でダウンロードするといった対策をすることが可能です。MMSによりさまざまなファイルを添付して閲覧して欲しい画像や動画を届けたり、テキストだけでは伝えきれない豊かな表現を演出するなどメッセージの幅を広げています。

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